ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

2016-01-01から1年間の記事一覧

朝ドラのNHK大阪制作の始まりは東京五輪から

NHK東京とNHK大阪 朝ドラを制作するのはNHK東京とNHK大阪。基本は上半期が東京、下半期が大阪。放送期間一年時代は基本・東京制作で、最初に大阪制作になったのは64年の『うず潮』。理由は東京オリンピックの年で、NHK東京に余力がなかったため。 その後、大…

クリスマスドラマは連ドラでは成立しない?

12月13日放送の『マツコの知らない世界』は「クリスマスソングの世界」。特にTBSドラマ『クリスマス・イブ』主題歌の「サイレント・イヴ」と『ホームワーク』主題歌の「クリスマスキャロルの頃には」を辛島美登里と稲垣潤一も出演させて強くおしてました。 …

なぜ放送期間が一年から半年になったのか?

なぜ放送期間が一年から半年になったのか? これについては当時のドラマ部長・川口幹夫(プロデューサとして紅白歌合戦の育ての親といわれ、1991〜1997年NHK会長)が著書「主役・脇役・湧かせ役」で触れています。 要約すると、1日15分週6回を一年だと分量だけ…

『よーいドン』にはモデルがあった?

「朝ドラヒロインの高齢問題」で それから1982年の『よーいドン』みお(藤吉久美子)は推定70才前後。 とぼやかしてかいたので、ハッキリしたことを確認したくてNHKアーカイブスで第一週と最終週を見てみました。結果、初回が昭和二年で高等女学校の三年生、最…

朝ドラ1975〜1982:実在のモデルが多いのが現代に通じる

放送期間が半年になり4〜9月の上半期がNHK東京、10〜3月の下半期がNHK大阪という現在まで続くかたちに。 半年化初年度の『水色の時』『おはようさん』は現代もの。 つづく『雲のじゅうたん』は大正時代スタートの本格的一代記パターン。明るく前向きキャラも…

朝ドラ1968〜1974:一つの頂点だがあまり残ってないのがおしい

1968年にNHKの受信契約がラジオ契約を廃してカラー契約を新設。これに同期して朝ドラも『あしたこそ』から放送が白黒からカラーに。カラー放送は1960年に始まっていますが、このころからカラー番組が増えて普及を後押し。時代設定として戦中から戦後の困難を…

朝ドラ1961〜1967:パターンを模索した白黒時代

朝ドラの源流といわれているのは三つあります。 『バス通り裏』(1958〜1963)。『7時のニュース』の後の平日19:15から15分の帯ドラマで高校教師の家と隣の美容室を主な舞台にしたホームドラマです。 テレビ時代より前には主流だったラジオで放送されていた連…

朝ドラヒロインの高齢問題

『とと姉ちゃん』の結末は1988年(昭和63年)まで。昭和64年は7日間しかなかったので昭和最後の一年で終わったということでしょう。 小橋常子(高畑充希)は1920年生まれなので結末時点で68才。年の表現はほとんど白髪の量だけで、元気に走り回ってました。ドラ…

朝ドラ:連続テレビ小説の歴史

ブログの取っ掛かりとして連続テレビ小説、略称:朝ドラの歴史について書いてみましょう。50年以上続き『べっぴんさん』が95作目。100作目も順調にいけば2019年春と射程距離に入ってきました。 しかし「連続テレビ小説の歴史」となると多くは作品リストをあ…