ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

朝ドラ1975〜1982:実在のモデルが多いのが現代に通じる

放送期間が半年になり4〜9月の上半期がNHK東京、10〜3月の下半期がNHK大阪という現在まで続くかたちに。

 

半年化初年度の『水色の時』『おはようさん』は現代もの。

 

つづく『雲のじゅうたん』は大正時代スタートの本格的一代記パターン。明るく前向きキャラも『おはなはん』を受け継ぎます。違いはヒロインのキャラが猪突猛進なところと、『おはなはん』が良妻賢母型(夫の死後は女子医学校に入り助産師になりますが)なのに対し、「女性飛行士」という目標、夢があること。これで現在まで続くパターンが確立したといっていいでしょう。

直後の『火の国に』と81年の『まんさくの花』を除くと『おしん』までは一代記パターンが続きます。

 

また東京制作は日本初のレコード歌手・佐藤千夜子『いちばん星』、女優・沢村貞子『おていちゃん』、長谷川町子の姉『マー姉ちゃん』、立木義浩の母『なっちゃんの写真館』と4作連続、実在のモデルがいる作品で安定してヒット。『雲のじゅうたん』も特定のモデルはいないものの初期の女性飛行士複数がモデルだったといわれています。

ゲゲゲの女房』以降、近年もモデルのいる一代記ものの作品が好評。これが一番のヒットパターンでしょう。

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