ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

五輪開催の中、テレ東グルメドラマはマスクをつける

昨年10月期の『#リモラブ』がマスクをつけまくり、がっつりコロナ禍を描いたことを話題にしました。

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個人的には好きな作品ですが一般的にはヒットとはいえなかった。その影響かコロナ禍を描くドラマはなくなりました。翌2021年1月からの『天国と地獄』では最初の出勤時にマスクをつけていたけど、以後はさっぱり。あれは申し訳だったのか。

しかし夏とともに変わってきて、テレビ東京のグルメドラマが突き破ってきました。まずは6月27日放送の『女子グルメバーガー部2021夏SP』。

 

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元の連ドラ版『女子グルメバーガー部』は2020年7~9月放送で、毎回2人の女子がグルメバーガーを食べに行き、1話に登場の大原優乃は4話にも登場するなど、それぞれ繋がり合います。そして最終回、グルメバーガー試食会で「食べさせたい友達がいる」と芋づる式に12人全員が登場し、そこでSNSグループの「女子グルメバーガー部」をつくってタイトルにつながる趣向。
連ドラ版の収録は2月~3月中旬と最初の緊急事態宣言直前。『2021夏SP』ではせっかく部ができたけど、コロナ禍で大人数では集まれないという状況からスタート。2人づつの2組で食べにいって、食べる前はしっかりマスクをしていました。

続いて7月1日スタート『ひねくれ女のボッチ飯』

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ヒロイン(飯豊まりえ)は人づきあいが苦手で友達もいない。彼女が共感するインスタグラマー「ホワイトホース」(柄本時生)が行っためし屋(1話町中華、2話大衆食堂、3話赤ちょうちんと女子に似合わない系)で癒やされます。ヒロインのひねくれ方を表現するためか、食べる時以外はマスクしてます。

そして7月9日スタート、テレ東グルメドラマの本命『孤独のグルメSeason9』。

 

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井之頭五郎(松重豊)もマスクをしていました。それより衝撃だったのはドラマ終了後の「ふらっとQUSUMI」。毎回、酒をのみまくる原作者・久住昌之ノンアルコールビールを頼んだのです。酒類提供制限のためか。

なぜここに来てマスクが復活したのか?『ひねくれ女のボッチ飯』と『孤独のグルメ』は一人飯だから、とも思ったけど、春ドラマ『ソロ活女子のすすめ』は焼き肉、フレンチ、、せんべろ、寿司と食べ物系ありましたが、マスクはしていなかった。この夏、出てきたのは「東京五輪開催」に対するリアクションでしょうか。


そして7月11日の『ひきこもり先生』最終回。最後の山場は「一斉臨時休校で卒業式ができない」。初回を見返すと2019年7月19日から始まっていました。そりゃ2019年度の学校が舞台なら、一斉臨時休校を描かないとリアリティがない。
もし『金八先生』が昨年制作されていたら予定の展開を変えて放送できたでしょうか。そういえば『ひきこもり先生』には金八の息子役、佐野泰臣が教師役で出演していました。