ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

スーパーたのくらでも売っていたヒノデビール

朝ドラ100作記念で再放送された『おしん』の最終回。スーパーたのくらの経営危機を乗り越えて、みんなで宴会しているシーンでびっくりしたのは「ヒノデビールを飲んでる!」。

ヒノデビールについては昔書きました。

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NHKドラマは実在の企業の名前を出せないので、ビールにも気をつかい、昔はラベルの方向に気を使って映さないようにしていました。それがあるときからオリジナルブランド・ヒノデビールを使うように。それはいつからか?1996年、富田靖子主演で酒屋を舞台にした『いらっしゃい』からではないかと推測していました。

ところが1983年の『おしん』にあった。ただ当時の画像の鮮明さの問題で「ヒノデビール」という字が読めたわけではなく、マークでわかる状態。スーパードライ発売以前のアサヒビールも朝日マークでしたが、アサヒビールは日が昇って太陽の丸がすべてでているのに対し、ヒノデビールは日の出の途中なので半分隠れていると違いがあります。

登場当時は映っていても気づかなかったけど、テレビ技術の進歩で画像が鮮明になるとともにヒノデビールの存在がはっきりしてきました。そしてヒノデビールに気づいてから再放送を見ると、より昔からあることに気がついたわけです。

 

となると、いつごろ登場したかを確認しなくてはいけない。まずは1981年の『夢千代日記』を見るとありました。続いて1979年の『阿修羅のごとく』を見ると、ラベルの方向で見せない昔からの方法でした。どうも1980年ごろのようです。

次は1980年の『阿修羅のごとく』パート2を見なくては。