ドラマ・クロカイブ

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新記録を狙えるか?三谷幸喜脚本『鎌倉殿の13人』

2022年の大河ドラマ三谷幸喜脚本、小栗旬主演で『鎌倉殿の13人』であることが発表になりました。発表日は1/8。普通はあまり大河ドラマの新作を発表しないような時期ですが、『麒麟が来る』の開始日が遅れて、大河ドラマを放送しない期間ができてしまったので入れてきたんでしょうか。

タイトルは鎌倉幕府幕府将軍(鎌倉殿)に仕える、二代執権の北条義時を中心にした13人の武士の意。三谷幸喜得意の会話劇になりそうな雰囲気。
北条義時はこれまで、あまりドラマの主人公になるような人物ではなく、一番目立った役だったのは1979年の大河『草燃える』で松平健が演じた時でしょう。姉の北条政子(岩下志麻)に「姉さん、そんなこといっちゃって」といったセリフをよくおぼえています。今なら時代劇で現代のことばづかいをするのはアリだけど、当時の大河ドラマでは物議を醸しました。

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クライマックスになるのはたぶん承久の乱。昨年、承久の乱を扱った新書がベストセラーになり、本格的に武家政治が始まった重要な戦いであると認知が高まっているので、大河ドラマにするいいタイミングではあります。

 

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三谷幸喜大河ドラマの脚本を書くのは『新選組!』『真田丸』に続き3作目。
過去、大河ドラマのメイン脚本を最も多く担当したのは

の4作。

3作で続くのは三谷幸喜の他に

でいずれ劣らぬ名脚本家ぞろい。

『鎌倉殿の13人』放送開始時点で三谷幸喜は60歳。4作目は十分に狙える。5作目までいくか?
担当脚本家の高齢ラインはこれまで60代半ばというところでしたが、『麒麟が来る』の池端俊策が現在74歳と大幅に更新してきました。一年と長丁場の大河ドラマを安心して任せられるような脚本家が少なくなっており、また本人も大河ドラマファンを公言しているだけに可能性は強そうです。