ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

ほとんど総集編のような特別編を二作連続でする?

好評のうちに最終回を迎えた『監察医 朝顔』。しかし最終回の翌週放送された「特別編」がほとんど総集編だったことでガッカリされています。

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同じ枠の前作『ラジエーションハウス』も同じくほとんど総集編のような特別編を放送していました。日本テレビドラマが最終回に「続きはhuluで」とやって批判されるのと並び、フジテレビがやりがちなことという印象です。

過去の事例を調べてみました。特別編と銘打ちながら、ほとんど総集編で、最終回の次の週の放送されるものを。最終回の次の週じゃない場合は、だいたい新シリーズか映画の宣伝目的(最近の事例では2018年の『コード・ブルー特別編SP』)なので存在意義は理解できます。

作品 制作
2003 白い巨塔 特別編「はじめての告知」 フジ
2004 世界の中心で、愛をさけぶ特別編〜17年目の卒業 TBS
2005 救命病棟24時 アナザーストーリー フジ
2008 ラスト・フレンズスペシャルアンコール特別編
もうひとつのラスト・フレンズ
フジ
2010 JOKERジョーカー〜許されざる捜査官 特別編
「伊達、最初の事件」
フジ
2019 ラジエーションハウス特別編〜旅立ち〜 フジ
2019 監察医 朝顔 特別編〜夏の終わり、そして〜 フジ

全部拾い出せたかどうかはわかりませんがわかる範囲でいうとたしかにフジテレビが多い。そしてもっとたくさんあるかと思っていたけど、予想外に少ない。評判が悪いのであまり多用できないんですかね。それを二作連続とは。


ドラマじゃないけど、今年同じような事例としては7月5日の『ぴったんこカン・カン』3時間スペシャル。「安住アナから重大な発表が」と事前告知。結婚かそれとも退社か?と思わせつつ3時間の最後に『TBS東京オリンピック2020』の総合司会に就任というオチ。
安住アナ本人がラジオ番組で「『そういうやり方はやめた方がいい』って、制作とは話し合いを重ねたんですけども」「『最近はそういうやり方をすると、非常に信頼を失うことになるから、長い目で見ると得策じゃない』とは言ったんですけども」と批判しています。


放送局の信用、ということで思い出す個人的なエピソード。2013年『お試めしかっ!』内の企画として「帰れま10」をやっていたとき。ある日、新聞のテレビ欄を見ると『お試めしかっ!』のところに「今夜ついに達成」とある。
「ついに達成というと、帰れま10初のパーフェクトだろう。いや待てよ、ヒッカケで全然違うんじゃないのか?」しばし考えて「日テレTBSフジだと疑わしい。しかしテレ朝テレ東は信用していいんじゃないか」
信じて見ると正解、たしかにパーフェクト達成でした。