ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

『てるてる家族』が冬季五輪に与えた影響

平昌オリンピックも終盤ですが、フィギュアスケート女子日本代表の二人が『てるてる家族』つながりがあることに気が付きました。

坂本花織は『てるてる家族』の長女・春子(紺野まひる)がフィギュアをするのにあこがれて。そのまんまでドラマを見たのがフィギュアを始めたきっかけ。
宮原知子は春子のモデル、グルノーブル五輪出場の岡本(旧姓・石田)治子がコーチの一人です。
てるてる家族』は2003〜2004年放送なので、1998年長野五輪荒川静香金メダルの2006年トリノ五輪の間。狭間の時期の人気を埋めたんですね。

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てるてる家族』はなかにし礼てるてる坊主の照子さん」が原作。ヒロインは四女・冬子(石原さとみ)ですが、原作タイトルは母・照子だし、母と四姉妹が主役のような朝ドラでした。
長女が石田治子で次女がいしだあゆみ。原作の宣伝文句が記憶なので正確ではないですが「同じ年に五輪選手と紅白歌手を生んだ家族の奇跡」というようなものでした。
四女は宝塚音楽学校小柳ルミ子と同期、歌劇団は辞退して石田ゆりとして歌手デビュー。あまり売れずに全シングルの作詞を手掛けたなかにし礼と結婚。ドラマでは歌劇団を辞退するまでは一緒ですが、その後、実家のパン屋に。
三女だけ普通の人ですが、ドラマでは日清食品安藤百福がモデルのインスタントラーメン発明者を手伝うリケジョに。

この時の安藤百福がモデルの夫妻を演じたのが中村梅雀堀ちえみ。2018年度秋からの朝ドラ『まんぷく』は安藤夫妻がモデルで、安藤サクラ長谷川博己が演じます。
以前の朝ドラのサブキャラのモデルが新作の主役のモデルになるのは、『心はいつもラムネ色』と『わろてんか』の吉本せいに続くものです。