ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

『忘却のサチコ』は連ドラ化されるのか

テレビ東京の正月スペシャル『忘却のサチコ』。
いろいろなドラマの要素を足してできていたという感じで、おもしろくまとまっていたけどテレビ東京ドラマとしてはトガッてないという感じ。

www.tv-tokyo.co.jp

ベースになっているのは『孤独のグルメ』に代表されるいわゆる飯テロもの。
そして制作会社がホリプロで、主演はホリプロ所属の高畑充希。これは同じくホリプロ制作でホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属の吉田鋼太郎主演、そして高畑充希も出演していた『東京センチメンタル』の路線です。
またタイトルとヒロインの変わったキャラクターは原作通りとはいえ『過保護のカホコ』を思い出させます。
さらにヒロインが文芸誌の編集部にいて、担当している大作家を演じているのが鹿賀丈史(ホリプロ所属)というのは『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』と同じでキャラもカブっている。

『東京センチメンタル』の路線だとすると同じく連ドラ化されるかどうかというのが気になります。『東京センチメンタル』は2014年の年末に単発スペシャルとして登場。1年強おいた2016年1月からドラマ24枠で連ドラ化。さらに2017年正月スペシャル。
『忘却のサチコ』はこの流れにのって連ドラ化されるのか?それは制作会社としてのホリプロ高畑充希をマネジメントするホリプロとの両面のせめぎ合いによるのでしょうか。
制作会社としてはつくりたいけど、マネジメント会社としては高畑充希にもっといい主演のクチがあればそちらをとりにいきたい。

ところでホリプロ制作で所属俳優が主演だというと「ゴリ押しだ」という声もあるでしょうが、制作会社としてのホリプロでも主演はホリプロ俳優ではない、ということもよくあります。例えば『僕たちがやりました』は主演の窪田正孝に相手役の永野芽郁、共にスターダストプロモーション所属。ホリプロ俳優というと母親役の榊原郁恵ぐらいでした。