ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

2巡目に入った朝ドラ主題歌

まんぷく』のオープニング、歌や映像が嫌いという話題。なんでも好き嫌いはあるからそれはしょうがない。

news.nifty.com

そういえば、92年『ひらり』主題歌「晴れたらいいね」でも嫌い、日本語としておかしいという意見がよくありました。歴史は繰り返す。

連続テレビ小説、朝ドラのテーマ曲は昔は歌詞なしが基本。あってもドラマがヒットしたので歌詞を後付けして歌にしたというパターンが多い。最初から主題歌だったのは84年の『ロマンス』が初。男性主演の榎木孝明と芹洋子のデュエットでした。


今のように主題歌が主流になったのは『ひらり』「晴れたらいいね」から。当時はフジテレビのトレンディドラマ路線からの流れでドラマ全体が変わってきた時期。影響で朝ドラも一代記から現代もの主流に。89年の『青春家族』から変わり始めて、92年『ひらり』をはさんで96年の『ひまわり』『ふたりっ子』で路線変更が完了したと思います。主題歌、それもJPOPが中心になったのもそれと同期してます。

 

ドリカム朝ドラ主題歌26年ぶりというのを聞いて思ったのは「一巡したな」。歌いそうな人はおおむね歌った。これからは二回目が増えてきそう。

katel.utamap.com

担当しそうで担当してないビッグネームを考えると一番は吉田拓郎でしょうか。主題歌をやらないとかNHKは紅白に出てくれとうるさいからイヤだとかということではたぶんなく、たとえば2011年のNHK版『新選組血風録』で主題歌「慕情」を提供しています。

ちなみにNHK版『新選組血風録』、第8話「臆病者」のメインゲスト綾野剛が抜群によかったのが印象深い作品です。綾野剛、その前は坂元裕二脚本『MOTHER』野島伸司脚本『GOLD』大石静脚本『セカンドバージン』などに出演し色男系の俳優なのかな、と思っていました。しかし『新選組血風録』ではストイックな武士を演じて見直しました。数ヶ月後には『カーネーション』に出演しブレイクします。