ドラマ・クロカイブ

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医聖・曲直瀬道三と「蘭学事始」杉田玄白と坂本九

Amazon.co.jp: 曲直瀬道三 乱世を医やす人 という小説が出版されて、小説は読んでないけど紹介記事を読みました。

toyokeizai.net

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信長、秀吉を診察し、自分で薬を調合するなど健康マニアだった家康に医術を授けた戦国期の名医。その功績は、診察し、病名を判断し、薬を処方する、今につながる医療スタイルを日本で初めて確立したことだそうです。

 

それで曲直瀬という姓にピンときたのは「マナセプロの曲直瀬さん?」
テレビ時代初期に覇権を握った芸能事務所・渡辺プロ。その創業者が渡辺晋で、二人三脚でもり立てたのが妻・渡辺美佐。その実家が曲直瀬家でこちらも芸能プロをやっていました。全盛期の主要メンバー坂本九水原弘、森山加代子、九重佑三子、ジェリー藤尾。現在は西田ひかるが所属しています。

調べるとたしかにマナセプロの曲直瀬家の祖先が曲直瀬道三でした。さらにわかったのは別の歴史上の人物にもつながること。マナセプロ創業者・曲直瀬正雄の母が曲直瀬家、父は山鹿家で、祖先は山鹿素行大石内蔵助にも教えた赤穂藩軍学者儒学者赤穂浪士がその兵法を使ったことで有名です。

マナセプロを代表するタレントといえば坂本九御巣鷹山日航機事故から33年、まだ事務所サイトでは所属タレントとしています。テレビドラマで有名なのは平賀源内(山口崇)を主人公に破天荒な時代劇として有名な『天下御免』の杉田玄白役。


「『天下御免』はぼくの原点」という三谷幸喜が今年の正月時代劇『風雲児たち蘭学革命篇〜』の脚本を書いています。前野良沢(片岡愛之助)と杉田玄白(新納慎也)がオランダの「ターヘル・アナトミア」を翻訳し「解体新書」を出版するはなし。


日本の医療に新たに「蘭学」を持ち込み、曲直瀬道三からの路線に変革をもたらしたわけですが、坂本九、マナセプロからの関係もあったんですね。