ドラマ・クロカイブ

AllAboutドラマガイドが書ききれなかったことをつづります。

『昭和元禄落語心中』古くて新しいNHKの拡大版

NHK金曜22時ドラマ10の新作『昭和元禄落語心中』。原作の内容から期待作ですが、不安点は名人と言われる八代目有楽亭八雲を岡田将生が70代まで演じること。『わろてんか』で喜楽亭文鳥を演じた笹野高史で年齢的には丁度いいぐらい。しかしドラマを見ると不安…

CBCスペシャルドラマがなければ『半分、青い。』もなかった?

TBS系10月6日(土)14時からCBCのスペシャルドラマ『それでも恋する』が放送されます。例年10月ごろ、土曜の昼下がりに放送されるCBC中部日本放送のスペシャルドラマ。新作放送を期に分かる範囲でまとめてみました。 hicbc.com 単発時代の東芝日曜劇場で昔は東…

『半分、青い。』と向田邦子コンプレックス

『半分、青い。』見終わってしみじみ「やはり女性脚本家が自分をモデルにしないほうがいい」というのを再確認しました。 このことは news.livedoor.com で放送中早い段階で話題になっていましたが、たぶん大元の発信源はオレだ。2000年の『オードリー』の頃…

俳優の結婚ロールモデル唐沢寿明・山口智子

志田未来が一般男性と結婚、というニュースを聞いて三点考えました。 安達祐実も子役イメージから脱したのはカメラマンである二度目の夫と交際したあたりだし女優業的にもいいんじゃない? そういえば所属事務所の研音はあまりタレントの結婚を反対しないよ…

『半分、青い。』『高嶺の花』は芸術と生活が対立

芥川賞作家・磯崎憲一郎が朝日新聞に月イチで担当している文芸時評、8月分の枕で『半分、青い。』について「憤りに近い違和感」を持っていると書いています。 www.asahi.com 理由は「芸術が日常生活を脅かすものとして描かれている」こと。具体的には 漫画家…

24時間テレビのマラソンはMCの代わりにヘロヘロになる

毎年「24時間テレビでなぜマラソンをするのか」という疑問がよくでてきます。その理由については以前まとめていて、かなり自信をもっています。 allabout.co.jp しかし自信の割には世間に広まってない。別のことのついでに書いたのがいけなかった、と反省し…

医聖・曲直瀬道三と「蘭学事始」杉田玄白と坂本九

Amazon.co.jp: 曲直瀬道三 乱世を医やす人 という小説が出版されて、小説は読んでないけど紹介記事を読みました。 toyokeizai.net toyokeizai.net 信長、秀吉を診察し、自分で薬を調合するなど健康マニアだった家康に医術を授けた戦国期の名医。その功績は、…

『透明なゆりかご』ヒロインは半分じゃなく二倍、青い。

産婦人科医院が舞台の『透明なゆりかご』。妊娠中絶やDVなど産婦人科の影の部分も描くというシリアスな作品で夏ドラマで抜群のデキ。 その割には看護師見習いの主人公(清原果耶)は、母子手帳を返し忘れて発進する車の前に飛び出すというあたりはオッチョコチ…

なぜ長崎?だから長崎

前記事「『半分、青い。』岐阜カツ丼の多様性がつくし食堂を救った」で 出身地のヒット作があるのは長崎ものが多かった市川森一とこのほど半自伝的ドラマ『花へんろ』が復活する早坂暁ぐらい。巨匠レベルしか思い浮かびません。 と書きました。亡くなって長…

『半分、青い。』岐阜カツ丼の多様性がつくし食堂を救った

『半分、青い。』を見ていて不満だったのが岐阜らしさが少ないこと。ことばと五平餅ぐらいで、それ以外はどこかの山の町という感じ。 理由はたぶん岐阜県出身の北川悦吏子が脚本を書いているから。自分の地元は当たり前過ぎて新しい発見はしにくい。『あまち…

山田孝之・菅田将暉『dele』は『傷だらけの天使』『探偵物語』の味わい

テレビ朝日系『dele』は期待通りにおもしろいですね。舞台は故人のデジタル情報を削除する事務所。真柴(菅田将暉)が依頼者の死亡確認をするなかで故人の人生や秘密に触れ、車椅子の坂上所長(山田)が情報を抹消してきます。山田孝之・菅田将暉の組み合わせで…

田中圭がブレイクしたのは小出恵介が休業したからじゃない

明石家さんま企画・プロデュースでジミー大西の半生を描くNetflixオリジナル連ドラ『immy ~アホみたいなホンマの話~』。明石家さんま役で出演予定だった小出恵介の不祥事により制作が遅れていましたが、玉山鉄二で撮り直し、めでたく配信開始されました。…

野島伸司は『てるてる家族』を見たか

日本テレビ系水曜ドラマ『高嶺の花』、主題歌がプレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」で第一話劇中でも直人(峯田和伸)がカラオケで歌い、もも(石原さとみ)が「あっ、この歌好き」とのセリフがありました。石原さとみ、そりゃ「ラブ・ミー・テンダー」好きだ…

近ごろ気になる太田緑ロランス

まずは4月8日の『怪盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』でフランス人宝飾デザイナー役で登場。フランス語をしゃべり日本語もナタリー・エモンズ(トリバゴ姉さん)よりうまい女優さんは誰?と調べました。舞台で活躍していて、NODA・MAPで十八…

『カーネーション』夕方に再放送

NHKのBSプレミアム。朝ドラと大河の再放送枠、4月からのラインナップが公開されました。 月〜土7:15からの朝ドラ再放送は2014年秋から放送された『マッサン』。現在は2014年春からの『花子とアン』なので本放送順通り。 日曜12時からの大河ドラマ再放送は『…

平昌オリンピックも終盤ですが、フィギュアスケート女子日本代表の二人が『てるてる家族』つながりがあることに気が付きました。 坂本花織は『てるてる家族』の長女・春子(紺野まひる)がフィギュアをするのにあこがれて。そのまんまでドラマを見たのがフィギ…

芦屋といってもいろいろ

谷崎潤一郎原作の『平成細雪』。大阪の商家の没落過程を、戦前からバブル崩壊以降の平成に移し替えています。『東京タワー』などの源孝志の演出、BSプレミアムでドラマや『京都人の密かな愉しみ』もつくっているので、その路線でしょうか。 www4.nhk.or.jp …

『ドクターズ〜最強の名医〜』は再連ドラ化されるのか

前回に続いて連ドラ化されるのかどうかシリーズで『ドクターズ〜最強の名医〜』新春スペシャル。連ドラとして始まりましたが、2015年3月に第3シリーズが終わってから2年9ヶ月ぶりのスペシャルが放送。なぜ久しぶりになったんでしょうか。 www.tv-asahi.co.jp…

『忘却のサチコ』は連ドラ化されるのか

テレビ東京の正月スペシャル『忘却のサチコ』。いろいろなドラマの要素を足してできていたという感じで、おもしろくまとまっていたけどテレビ東京ドラマとしてはトガッてないという感じ。 www.tv-tokyo.co.jp ベースになっているのは『孤独のグルメ』に代表…

早坂暁脚本といえば

昨年末、早坂暁さんが亡くなられた時、三谷幸喜が朝日新聞の連載エッセイで代表作の一つ『天下御免』『天下堂々』について書いていました。同級生の父親が岡っ引き・スッポンの市兵衛役の村上不二夫ということで訪問。サイン入りの脚本をもらって、その中に…

『川は泣いている』in『やすらぎの郷』

9月6日放送『やすらぎの郷』第113話は九条摂子(八千草薫)の死にからめて、ドラマ『川は泣いている』のことがでてきました。『やすらぎの郷』では、現実のはなしを元にしていてもだいたい仮名を使うのですが、『川は泣いている』はめずらしくそのまま。倉本聰…

『ひよっこ』岡田恵和の立てこもり

『ひよっこ』で倒産した向島電機、最後の大きな事件は兼平豊子(藤野涼子)の立てこもり。岡田恵和脚本は立てこもりが好きで、朝ドラの前作『おひさま』でもありました。 真知子(マイコ)は「安曇野の帝王」と呼ばれる資産家の父親(平泉成)の命で卒業後は許嫁と…

『やすらぎの郷』と昭和の音楽バラエティ

『やすらぎの郷』で新登場、かつての敏腕プロデューサー石上五郎(津川雅彦)。ハワイにいたということは、モデルは『ゲバゲバ90分』などで知られる元日本テレビの井原高忠ですね。『11PM』も企画、大橋巨泉の「セミリタイヤ」は日本テレビを51才でやめて、ハ…

紅白歌合戦の審査:ジャニーズファンは締め切りギリギリに投票しろ

2016年の紅白歌合戦、いろいろ話題になっていますが、放送の最後で炸裂したサプライズが紅組優勝。途中経過で白組圧勝かと思ったら、紅組司会の有村架純も驚くまさかの逆転。 玉入れにバードウォッチング 理由は審査方法の変更。昔はゲスト審査員のみの投票…

テレビ東京長時間時代劇はなくなってしまうのか?

1月2日のテレビ東京系といえば長時間時代劇。 1978年に『人間の條件』1979年に『宮本武蔵』とシリーズ映画の連続放送から始まり81年の『それからの武蔵』から12時間(当時の社名は東京12チャンネルだから)のオリジナルドラマに。長年続いていましたが、2001年…

朝ドラのNHK大阪制作の始まりは東京五輪から

NHK東京とNHK大阪 朝ドラを制作するのはNHK東京とNHK大阪。基本は上半期が東京、下半期が大阪。放送期間一年時代は基本・東京制作で、最初に大阪制作になったのは64年の『うず潮』。理由は東京オリンピックの年で、NHK東京に余力がなかったため。 その後、大…

クリスマスドラマは連ドラでは成立しない?

12月13日放送の『マツコの知らない世界』は「クリスマスソングの世界」。特にTBSドラマ『クリスマス・イブ』主題歌の「サイレント・イヴ」と『ホームワーク』主題歌の「クリスマスキャロルの頃には」を辛島美登里と稲垣潤一も出演させて強くおしてました。 …

なぜ放送期間が一年から半年になったのか?

なぜ放送期間が一年から半年になったのか? これについては当時のドラマ部長・川口幹夫(プロデューサとして紅白歌合戦の育ての親といわれ、1991〜1997年NHK会長)が著書「主役・脇役・湧かせ役」で触れています。 要約すると、1日15分週6回を一年だと分量だけ…

『よーいドン』にはモデルがあった?

「朝ドラヒロインの高齢問題」で それから1982年の『よーいドン』みお(藤吉久美子)は推定70才前後。 とぼやかしてかいたので、ハッキリしたことを確認したくてNHKアーカイブスで第一週と最終週を見てみました。結果、初回が昭和二年で高等女学校の三年生、最…

朝ドラ1975〜1982:実在のモデルが多いのが現代に通じる

放送期間が半年になり4〜9月の上半期がNHK東京、10〜3月の下半期がNHK大阪という現在まで続くかたちに。 半年化初年度の『水色の時』『おはようさん』は現代もの。 つづく『雲のじゅうたん』は大正時代スタートの本格的一代記パターン。明るく前向きキャラも…